映像・映画の画面設計となる<ビジュアルデザイン>を徹底解説! 映像制作を行う上で、一度はおさえておきたい基本の7要素「スペース」「ライン」「シェイプ」「トーン」「カラー」「動き」「リズム」について、映画の場面ショットを用いて解説する書籍『The Visual Story』が刊行されます。
優れた映像作品はすべて、特定の意図に基づいてライティング、ステージング、カメラワーク、編集などが「デザイン」されています。本書の内容をマスターすることで、以下が可能になります。
→狙った雰囲気を演出する。
→印象的なビジュアルスタイルをつくる。
→見せたいところに視線を誘導する。
→ストーリーの起伏と画像とをリンクさせる。
映画・映像・ゲーム・アニメ・広告などの動画から、ポスターやイラストといった静止画まで、広い分野に応用できる一冊です。
著者について
ブルース・ブロックは長編映画、テレビ番組、コマーシャル、アニメーションなど数多くの作品を制作してきました。長編映画のプロデュース作品には、「恋愛適齢期」「ハート・オブ・ウーマン」「アメリカン・スウィートハート」「ファミリー・ゲーム/双子の天使」「花嫁のパパ」「花嫁のパパ2」などがあります。また、「スパングリッシュ 太陽の国から来たママのこと」「恋愛小説家」「スチュアート・リトル」などの長編映画やTV番組では、クリエイティブコンサルタントを務めています。
著者は南カリフォルニア大学映画芸術学部の終身教授であり、セルゲイ・エイゼンシュテイン映画デザイン寄付講座の教授でもあります。また、講師としてブルースカイ・スタジオ、カートゥーン・ネットワーク、ディズニー・フィーチャー・アンド・テレビジョン・アニメーション、ドリームワークス・アニメーション、インダストリアル・ライト&マジック、ライカ、ルーカスフィルム、ニコロデオン・アニメーション・スタジオ、ピクサー・アニメーション・スタジオ、AFIやカルアーツを含む欧米の映画学校などでセミナーを行っています。
全米監督協会や美術監督組合のメンバーであり、書籍『3D Storytelling: How Stereoscopic 3D Works and How to Use It』(Focal Press)の共著者でもあります。
目次
謝辞
はじめに
Chapter 1:基本のビジュアル要素
Chapter 2:対比と類似
Chapter 3:スペース
Chapter 4:ラインとシェイプ
Chapter 5:トーン
Chapter 6:カラー
Chapter 7:動き
Chapter 8:リズム
Chapter 9:ストーリー構造とビジュアル構造
Chapter 10:理論より、実践
付録
PART A 黄金分割
PART B モニターでの混色
PART C 演出上のビート
書籍概要
- 書籍名:The Visual Story:ストーリーを伝える画面構成の原則
- 刊行予定日:2024年5月下旬
- 著者:ブルース・ブロック
- 定価:4,950円(本体4,500円+税10%)
- ISBN:978-4-86246-599-3
- サイズ:B5正寸
- ページ数:348ページ
- 発行:株式会社ボーンデジタル