2024年1月22日(月)から28日(日)まで全世界で開催されたGlobal Game Jamでは、ウクライナ各地で会場が設営され、期間中に79本のゲームが作られました。このたび、Global Game Jamウクライナの公式サイトが更新され、期間中に制作されたゲームが紹介されました。以下がその参考訳です。サイトには高評価を得たゲームが紹介されていますので、ぜひご覧ください。
Global Game Jamは世界最大のゲーム制作イベントです。毎年800都市、100カ国以上から、約3~4万人のゲーム開発者が参加しています。
ウクライナは2016年にGlobal Game Jamに初参加しました。ジャム会場はウクライナの15都市で開催され、過去9年間で約2500人のゲーム開発者がゲームを制作しました。
Global Game Jam 2024は、ウクライナにとって戦時下で開催される2回目のゲームジャムとなります。私たちがジャムの開催地を決める際に最も気を配ったのは安全性でした。ロシアのテロ攻撃は毎日のように行われており、その狙いは多くの場合、住宅地や市民インフラです。そのため、すべての場所に防空壕へのアクセスがあるようにして、場所の座標はglobalgamejam.orgの地図から隠しました。
困難さや危険な状況を経験したにもかかわらず、私たちはウクライナで国際的なゲーム制作イベントを開催し、世界中の友人や同僚とのつながりを強化し、テロリストがウクライナ人を脅かすことはできないことを示すことを決意しました。
ゲーム開発者会議でGlobal Game Jam 2023の開催経験を共有したとき、イギリスからの参加者が「ブリッツ・スピリット」という言葉を思い出しました。これは、1940年にナチスの爆撃を受けたにもかかわらず、日常的な活動を続けようとしたイギリス人の決意を表しています。確かに、この言葉はウクライナの精神をよく表しています。
そこでGlobal Game Jam 2024のウクライナ会場で制作されたゲームを、世界中のゲーム開発コミュニティの友人、メディア、プレス、投資家、パブリッシャーに紹介することにしました。私たちはこのショーケースを誇りに思います。
リスト内のゲームは、審査員団からの評価に従って並べられています。GameLoft、CoolMathGames、Voki Games、Devcom、Games Gathering、Pocket Gamer Connects、GTP Media、VP Productionなどの審査員がテーマ解釈(今年のテーマは「笑わせて!」でした)、ビジュアルスタイル、商業的可能性、面白さという、4つの基準で評価しました。
ウクライナで制作されたゲームを自由に遊んでください。情報の共有、開発者への協力提案、Global Game Jamのウクライナにおける地域コーディネーターの連絡先は下記です。いずれも、ご自由にどうぞ! オレクシー・イズヴァロフ alexey[at]globalgamejam.org
最後に一言。私たちは決して、ゲームを作ればすべてが普通だという印象を与えたいわけではありません。いいえ、すべてが普通ではありません。毎日、何度も空襲警報が発令され、毎日、新たなテロ攻撃や破壊の情報が入ってきます。私たちが国際的な活動に参加し、仕事をし、家にいることができるのは、ウクライナ国防軍の保護と、私たちや世界中の友人からの支援のおかげです。
どうかこれからもウクライナを支援してください。いくつかご紹介したい取り組みがあります。その中には、本格的な侵攻の初日に、自分の車で前線に物資を届け始めたゲーム開発者たちによって組織されたものもあります。また、広範囲をカバーする集中型のプログラムもあります。
Gamedev under Bombs: https://www.ggconference.com/en/gamedev-under-bombs/
オーポケット:https://o-pocket.org/
UNITED24: https://u24.gov.ua/
カムバック・アライブ:https://savelife.in.ua/en/
ありがとうございます! 皆様の協力は本当にありがたく、人々の命を救うことができます。