大阪電気通信大学総合情報学部デジタルゲーム学科3年の有吉陽菜です。
この度私は、「攻城戦VR」というVR機器を用いて遊ぶ戦略シュミュレーションゲームをチームで制作し、スカラーシップに応募した結果、スカラー生として東京ゲームショウ2023に参加させていただきました。
今回は東京ゲームショウ2023の出展や試遊で学んだことや、スカラー間での交流などを東京ゲームショウ2023での体験レポートとして記載していこうと思います。
まずはスカラー間での交流について記載いたします。
今回参加したメンバーの一人は大学の先輩であり攻城戦VRの企画担当の方が別のゲームで出展しておりました。
そのことから事前準備や情報共有など手伝って頂きました。
特に私はマイペースなのでチーム全体への連絡が遅れてしまったのを叱ってくださり代わりにお話ししてくれました。
その結果ビジネスデーでは1人、一般デイでは2人の補助員を確保することができました。
本当にありがたかったです。
次に東京ゲームショウ2023本番についてですが、初日に関してはあまり交流を取ることはできませんでした。一緒に昼食を取る機会もあったのですが、誰とも話すことなく食べ終わってしました。
2日目のイベント中も同じような感じでしたが、その後行われたインディコーナー出展者を対象としたパーティがあり、そちらに参加したところ何人かとお話しすることができました。
最初にお話しした方はビュッフェに並んでいる時に声をかけて頂きました。
その方いわく今回出したものとは違いますが、過去にVRゲーム開発の経験があり、攻城戦VRの制作進行や企画について本人の経験を交えつつお話しました。
次に食事をあらかた取り、どこか座れる場所がないかと探しているときに、こちらで一緒に食べようと誘って頂きました。
そちらのテーブルでは2人のスカラー生と2人の外国人さんが仲良く食事と会話を楽しんでいました。
パーティ中はBGMがうるさくて日本語も通じないような状態でしたので外国人さんとお話するのはとても骨が折れました。
ゲームのPVを見せあったり身振り手振りをしたりすることでお互いのことを伝え合うなどして交流を深めました。
そのことから3日目以降は昼食の時にもたわいない話ができるほど打ち解けることができました。ただ反省点なのですが他のスカラー生のゲームを結局プレイすることができず、このゲームはどんなゲームで操作方法はどう行うのでしょうかなどといった問いが展示時間中にあったのですが、うまく答えることができなかった点です。
PCゲームはホテルで遊ぶことができましたし、またスカラー生の皆さんとそういった話をもっとできれば良かったと思います。
次に試遊について記載いたします。
私は攻城戦VRがVRゲームだったことと、普段手軽に遊べないことからVRゲームを中心に試遊いたしました。
リズムゲームやホラーゲームなどさまざまなジャンルがありましたが、どれもVRならではの良さをいかせていたと感じました。
攻城戦VRではこのゲームがVRである意義などが迷走しており、ここでの試遊は新たなアイディアにつながることでしょう。
最後に展示について記載いたします。
攻城戦VRは四日間の最終時間の40分間展示位致しました。
初日は展示準備にてまどい1人しか対応することができませんでした。ただその方はじっくり遊んできださり、フィードバックもいただきました。
2日目は初日よりもスムーズに進め3人ほどいらっしゃいました。
補助員の方と交代で対応していたのですが、やはりプレイしてすぐ生の声を聞けるのはいいもので、時には厳しい意見もありますが、楽しんでいる様子を直接見たり、楽しかったと直接言ってもらえると頑張りが報われたように感じます。
一般デイではいつものようにミラーリングをすることができなくなっており、事前に制作していたPVを流すしかなく、やりづらさを感じていました。
PVを見て興味を持ってくれるお客様もいたので、それは良いのですが、複雑なゲームゆえゲームの進行を見ながらお客様にアドバイスしないとうまく進められない可能性が高いという致命的な弱点があったので、不安の中で展示を進めていました。
直接いただいたフィードバックの他にもっと音を増やしてわかりやすくしたりだとか、チュートリアルについての変更点だったりとか、チームで気づいた点も多々あるので、これらを踏まえてこれからの開発に一層熱を入れたいと思わされる四日間でした。