私は総合学園ヒューマンアカデミー秋葉原校ゲームカレッジプランナー専攻一年の下谷展章と申します。
今回は東京ゲームショウ2022にスカラーシップ生として参加させていただきました。その体験レポートを記述していこうと思います。
参加に至るまで
東京ゲームショウは小学生の頃から通っており、いつかは自分も参加し、プレイヤー観察をしたいと夢見ていました。
そんな中で学校の先生からスカラーシップの話を聞いた時、私は自分が提供する側になれる絶好のチャンスだと思い応募をしました。
しかし、私は元々CEDECスカラーシップにも参加しており、本来は応募しても参加は原則できないことになっています。それでも自分の力になるならと思い、ダメもとで応募してみたところ、応募数の関係で運よく参加することができました。
ビジネスデイ
はじめの二日間はビジネスデイとして参加しました。
そこでは企業ブースの方々に「どういったことをする企業なのか」「どのような企業理念があるのか」などと少しずつ質問することができ、知見が広まったことで今後の就職活動に生かせる経験ができました。
それと同時に、実力のある人についていくことで名刺の交換やあいさつ回りなど、社会人としてのビジネスマナーを学ぶことができました。まだ学生であるが故に、礼儀作法などをこの場で学べたのは本当に良い経験だと思いました。
そして自分の作品展示では、普段学校の先生や同級生からは聞けないような着眼点でのアドバイスや経験談等も教えてもらい、少しずつではあるものの業界に一歩踏み込んだ感覚があって、程よい緊張感と知識を得ることができました。
一般公開日
二日目の午後以降は一般公開日となり、段々と人が多くなることもあり、ビジネスデイのような企業ブースへの質問は出来なくなりましたが、その分「あまりゲームをしない人」「日常的にゲームをする人」「基本的にカジュアルなゲームしかしない人」などの様々な人が自分の作品を遊んでどのように感じたかといったフィードバックがとても参考になりました。
私はどのような人でも楽しめるわかりやすいゲームを目指して製作していますが、実際にあまりゲームをしていない人の意見を聞き、普段気が付かないような所を指摘してもらうことで新たな改善点が見つかり、勉強になりました。
VRの進化
私は中学生の頃、とある大学のオープンキャンパスで見たVRゲームを見て新しい未来のゲームだと感じました。しかしその未来はもう目の前まで来ているのだということを実感しました。
Meta QuestブースのVRシューティングアクションゲーム「X8」を体験させていただきました。そこでの体験が最も感動しました。
VRなのでアイアンサイトを除いて調整。
リロードも「マガジンを捨てる→マガジンを持つ→マガジンを装填する→セーフティロックを解除し装填バーを動かす」という、マニアにはたまらないガンアクションが楽しめました。
移動に関しても面白く、壁を掴んで腕を下ろすと登ったり、壁を掴んで壁傳に移動したりととても面白かったです。
従来のコントローラー操作と比べてとにかく「理に適っている」と感じる事がとても気持ちよかったです。
これが将来ゲーム製作の基準となるのではないかと考えるとやれることも増え、とても胸が高まります。
展示以外での発見と経験
東京ゲームショウのスカラーシップには私以外にも横浜や京都、中国など様々な地域からの参加者がいました。
新型コロナウイルの影響で昼食などの間に話しながら食べることができませんでしたが、展示内容のインタビューやあいさつ回りの同伴などで親睦を深めることができました。
他にも私達と同じようにゲームを作っている方の話を聞きながら質問をし、見聞を広める会など東京ゲームショウ以外での経験も得ることができました。
まとめ
私は東京ゲームショウに参加し、社会での行動の作法、企画者が考えるべきプレイヤーの感情、新しい技術によるゲームの未来、スカラーシップ生の交流と様々な知見を得ました。
この知識と経験はこれからのチーム製作や、個人製作に生かせるように日々精進していこうと思います。