IGDA日本はGDCの公式メディアパートナーです。GDCのニュース記事「The “Missing Money Problem” with Jason Della Rocca – GDC Podcast Ep. 28」について、参考訳を掲載します。
ジェイソン・デラ・ロッカは、長年ゲーム業界に携わってきたベテランで、インキュベーターExecution Labsの共同設立者として、ゲーム開発における資金調達と投資を専門としています。彼は、GDC PodcastでKris GraftとAlissa McAloonと共に、ゲームプロジェクトで外部資金を求める際に知っておくべき基本的なことについて話をしました。
20社以上の独立系ゲームスタジオで初期段階の投資を行ってきたデラ・ロッカは、パブリッシャー、ベンチャーキャピタル(VC)、そしてどちらか一方にプロジェクトを売り込むべき場合(必ずしも両方とは限りません!)について、実践的な方法を話しています。
音楽はMike Meehanが担当しました。
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ハイライトをご覧ください。
ジェイソンと「資金不足問題」。パブリッシャーではなく、VCに売り込むべきとき
「ほとんどの場合、開発者は(投資家を)一様に「お金を持っている人」または「お金を持っているもの」として見ており、私はこう言い続けています。「私は資金不足の問題を抱えているので、世界中を回ってお金を持っているものをすべて見つけ、彼らのドアを叩いて、『資金不足問題を解消してくれませんか』と言います。もっとも、彼らは実際には『あなたが誰に売り込むべきか』を解析しません」
「プレミアムなゲームを開発しているなら、VCではなく、プロジェクトベースの資金調達の道を歩むべきです。もし、あなたがサービスとしてのゲーム、無料プレイ、拡張性の高いオンラインゲームを開発しているなら、VCやベンチャーの道を選び、パブリッシャーと無駄な時間を過ごさないようにしましょう。『良いピッチ』とは、適切なオーディエンスに適切なピッチの機会を持つことだけではなく、『ピッチすべきでないオーディエンスに対して、ピッチの機会を持つな』ということでもあるのです。
https://podcasts.apple.com/us/podcast/gdc-podcast/id1476405424
ジェイソン、誰にピッチするべきかについて
「(資金調達の)一部は、誰に働きかけるべきかを理解することです。今はゲーム専門のVCがあるので、とても幸運です。ゲームに特化したファンドのリストがあるので、その一部は明らかです。一方で、ゲーム投資を行う非専用ファンドのリストも増えてきています。
コツは、GameDeveloper.comやGamesBeatなどで投資に関する記事を見るたびに、その投資に関するニュース記事を読んでみることです。通常、「資金調達は『X投資家』が主導した」と書かれています。
そのうちに「ああ、このファンドはいつもPvPゲームに投資していて、このファンドはいつもUGCゲームに投資していて、このファンドはe-sportsに投資しているようだ」というように、傾向が見えてきます。
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