IGDA日本はGDCの公式メディアパートナーです。GDCの注目セッション『Architecting Jolt Physics for Horizon Forbidden West』のニュース記事について、参考訳を掲載します。
ゲリラゲームズは、ポストアポカリプスの未来でロボット恐竜と戦う2017年のビデオゲームの待望の続編、『Horizon Forbidden West』を発表しました。GDC 2022では、キャラクターの顔から嵐やバンカーに至るまで、スタジオがオープンソースの物理エンジンに切り替えたエキサイティングな内容も紹介される予定です。
3月にサンフランシスコで開催されるGame Developers Conferenceに参加し、「Architecting Jolt Physics for Horizon Forbidden West」をチェックしてください。3月25日（金）10:00～11:00（太平洋時間）に行われるこのセッションでは、リードゲームテックのJorrit Rouweが、ゲリラゲームズが商用物理エンジンから、個人の趣味プロジェクトとして生まれたオープンソース物理エンジン「Jolt Physics」に切り替えた経緯について説明します。この新しいエンジンに切り替えることで、メモリと実行ファイルのサイズを節約し、CPU時間を節約しながらシミュレーションの頻度を2倍にすることができました。
Jorritは、ゲリラゲームズでどのように物理エンジンを使用しているか、以前の物理エンジンが、データのストリーミングやマルチスレッドのゲームオブジェクトの更新とのやりとりで、いかにボトルネックを引き起こしていたかについて説明します。「Jolt Physics」は、この2つの問題を解決するために特別に設計されました。これを可能にした2つのシステムについて学ぶために、このセッションを是非チェックしてください。
「Architecting Jolt Physics for Horizon Forbidden West」は、All-AccessパスとCoreパスをお持ちの方必見のイベントです。
もっとも、本セッションはGDC 2022で開催される『Horizon Forbidden West』の講演の1つに過ぎません。
新しいロボットやキャラクターについて知りたい方は、「Evolving the Horizon Series：Animating Believable Robots and Characters」をご覧ください。3月25日（金）13:30～14:30（太平洋時間）に行われるこのセッションでは、ゲームプレイアニメーションディレクターのRichard Oudが、プレイヤーのメカニック、ロボットのクリーチャー、コアなゲームプレイ体験を決定づける人間の敵など、アロイの新しい冒険を支えるアニメーションとシステムについて詳しく説明します。
ゲームにおけるリアルタイム・ボリュームメトリック・クラウドシステムは、ここ数年、開発者の間で採用が進んでいます。3月23日（水）2:00～3:00（太平洋時間）のセッション「The Real-time Volumetric Superstorms of Horizon Forbidden West」では、VFXアーティストの Andrew Schneiderが、ゲリラゲームズがNubisクラウドシステムを拡張して、竜巻状のスーパーストーム、内部照明、稲妻の閃光を追加し、高価なシミュレーションや照明計算を使わずに高速で動く雲のレンダリングと時間スケール、視覚的強化を可能にする方法を解説しています。
レベルデザイン・サミットに参加される方は、ぜひ3月22日（火）9:30～10:30（太平洋時間）に開催される「Knocking on Death’s Door: Designing a New Bunker for Horizon Forbidden West」をチェックしてみてください。シニアクエストデザイナーのBlake Reboucheが、『Horizon Forbidden West』の新クエスト 「Death’s Door」の制作と反復のプロセスを徹底的に説明します。
「Death’s Door」はAll-AccessとSummitsパス所有者、その他のセッションはAll-AccessとCoreパス所有者が視聴可能です。
ゲリラゲームズが提供する素晴らしいセッションをぜひご覧ください。GDC 2022への登録はこちらから（訳注：IGDA日本のメールマガジンに登録し、10％オフのディスカウントコードをご利用ください）。
GDCは、2022年3月21日から25日まで、サンフランシスコで開催されます。バーチャル・オプションを含むGDC 2022の詳細については、当社のウェブサイトをご覧いただき、ソーシャルメディアで#GDC22ハッシュタグをフォローしてください。
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