CEDEC2020スカラーシップ体験レポート③ 豊田 龍斗

CEDEC2020スカラーシップに参加させていただきました、京都コンピュータ学院 ゲーム学科2回生 ゲームプランナー志望の豊田 龍斗と申します。

今回のCEDECでは、様々な貴重な講演を見ることができたり、ゲーム業界の方々とお話しさせていただいたり、企画書のコンテストであるPERACON2020に参加したりと多くの経験値を得ることのできる、有意義な3日間を過ごすことができました。

初めて参加したCEDECでは、僕の想像を遥かに超える量の情報を得ることができました。

実際に参加するまでは、自分の中でCEDECは難しい技術的な情報や、前提知識が無いとわからない情報が多いと思っていました。しかし実際に参加してみると専門的な知識がない人でも講演の内容を理解することができるものが多く、僕自身もしっかりと理解して聞くことができ、普段あまり聞く機会のない専門外の知識についても学ぶことができました。

今回聞いた講演のなかでも、特に多く聞いたのが「ゲームデザイン」についての内容でした。

「VRで恐怖体験を作り出すゲームデザイン」や「リングフィットアドベンチャーのゲームとフィットネスを両立させるゲームデザイン」「あつまれ どうぶつの森の伝統と革新を両立するゲームデザイン」。これらの講演を通して感じたことは、ゲームによってそれぞれユーザーが求めている大事な部分があり、その期待に応えようとするクリエイターの方々の情熱や努力があるというところでした。

どの講演でも「ユーザーが何を求めているか」「どういう体験をさせたいか」という基礎的な部分がとても丁寧で説得力のある工夫がなされていました。動画などで見るだけや、プレイしていてもなかなか気づくことのないほど膨大かつ細かい工夫が人気のゲームにはあると感じました。今回の講演を聞いて、「コンセプトとそれを表現するための努力を惜しまないゲームデザイン」という「基礎が一番大事」なのだと感じました。

PERACON2020では、10位という結果を残すことができました。

ここでも感じたのは「そのゲームがおもしろいかどうか」という「基礎の部分」が一番難しく、一番大事というところでした。今の自分の実力をプロアマ交えた場所で確認することのできるとても良い機会になりました。今回10位になることができたので、在学中の殿堂入り(10位内に3回入る)を目指して来年以降も参加し、頑張っていきたいと思います。

最後になりますが、このような機会を与えてくださった皆様本当にありがとうございます。

スカラーシップに参加することは確実に自分を飛躍させることに繋がるので、CEDECに参加したい学生の方やスカラーシップに興味のある学生の方は是非積極的に応募してみてください。

京都コンピュータ学院 ゲーム学科2回生 豊田 龍斗