NPO法人IGDA日本、世界情報社会サミットフォーラム2020に登壇

NPO法人国際ゲーム開発者協会日本(IGDA日本)は、2020年7月7日に開催された「世界情報社会サミット(WSIS)フォーラム2020」開会式典に理事の蛭田健司がオンライン登壇いたしましたので、お知らせいたします。

WSISは2003年に国際連合の主催で初開催された国際会議です。その後、国際電気通信連合(ITU)やUNESCOなどとの共催で、毎年フォーラムが開催されています。今年度のフォーラムでは、ITU事務総長Houlin Zhao氏、アラブ首長国連邦の連邦通信規定機関、米国電気電子学会(IEEE)などが開会式典に登壇しました。

蛭田も開会式の議論に加わり、以下の紹介・提言をいたしました。
(1)IGDA日本が情報共有とコミュニティ形成を通し、ゲーム業界にどのように貢献しているか
(2)日本が直面する少子高齢化問題対策としての、若者へのポップカルチャーの
訴求力とゲームの経済効果
(3)eSportsなどを含むゲームビジネスが地域経済の活性化につながる可能性
(4)テレワークの導入拡大と、都市部の大企業と地方人材を繋ぐことによる経済効果

IGDA日本は今後も社会の諸問題に対して、ゲーム開発者コミュニティの立場から、広く啓発・啓蒙活動を続けて参ります。

関連リンク

・WSIS https://www.itu.int/net4/wsis/forum/2020/

・フォーラム2020開会式典 https://www.itu.int/net4/wsis/forum/2020/Agenda/Session/383

・セッションの模様(英語) https://itu.zoom.us/rec/share/9YtfMvbp8n5IXtLow2_eeLYaGdrfX6a81XcWrKcIn0cnqqK0Ep9dxD7wpJiVaBMb

◆世界情報社会サミット(WSIS)について

世界情報社会サミット(WSIS:World Summit on the Information Society)は、国際連合の専門機関の一つである国際電気通信連合の主導の下、2003年12月にスイス・ジュネーブで第1フェーズ、2005年11月にチュニジア・チュニスで第2フェーズが開催されました。WSISは情報通信分野で開催された初めての国連サミットで、第1フェーズでは54か国の政府首脳、83人の情報通信大臣等、176か国、約2万人が参加し、「基本文書」と「行動計画」を採択して閉幕しました。第2フェーズでは政府、民間セクター、国際機関、NGOなどから約2万人が参加し、デジタル・ディバイド解消のための資金メカニズム、インターネットガバナンスと関連課題などが議論され、最終公式文書として「チュニスコミットメント」と「情報社会に関するチュニスアジェンダ」が発表されました。以後、毎年フォーラムが開催され、引き続き議論が進められています。

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