『人工知能のための哲学塾 東洋哲学篇』(三宅陽一郎 著)が4月20日にBNN新社より発売となります。その刊行を記念し、トークセッションが開催されます。
人工知能の足場となる西洋哲学を解説した『人工知能のための哲学塾』の第二弾として、本書では東洋哲学、荘子や道元、龍樹、井筒俊彦らの思想から、人工知能の行方を探求します。
今の人工知能に足りないものは何か?
人工知能に欲望を与えるには何が必要なのか?
そもそも知能の実体とは何か?
本書はさまざまな角度から、問いを投げかけます。人工知能の次なるステージに迫る旅です。
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今の人工知能はいわば解脱した状態なのだ。
その人工知能に、この世界への興味や欲求を持たせたい。
生への執着を築き、この世界で生きる苦しみと喜びを与えたい。
(三宅 陽一郎)
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このトークセッションでは、なぜ今、人工知能に東洋哲学・思想が必要なのかを紐解きます。
第1部では、三宅陽一郎氏×犬飼博士氏(セミナー「人工知能のための哲学塾」共同主催者)×大山匠氏(哲学研究者)により、【人工知能、西洋と東洋の対比】をテーマに鼎談いたします。
第2部では、映画監督の紀里谷和明氏を特別ゲストにお迎えし、三宅陽一郎氏とともに、人工知能が人と人の間に”存在”として入ってきたとき、社会や人があるべき姿、具体的なビジョンについて迫ります。
*最後に、簡単な懇親会がございます。
*当日は会場にて『人工知能のための哲学塾 東洋哲学篇』先行販売を行います。
■開催日程
2018年4月19日(木)19:30 ~22:00[19:00開場]
■参加費
1,000円
■会場
朝日新聞メディアラボ渋谷分室
東京都渋谷区神宮前6-19-21ホルツ細川ビル4F
*渋谷駅から徒歩6分(東京メトロ13番出口が便利です)、明治神宮前駅から徒歩6分
■タイムスケジュール
19:00 – 開場
19:30 – 20:00 第一部:鼎談 [三宅陽一郎氏 × 犬飼博士氏 × 大山匠氏]
20:00 – 20:10 10分休憩
20:10 – 21:20 第二部:対談 [三宅陽一郎氏 × 紀里谷和明氏]
21:30 – 22:00 懇親会
■登壇者
=三宅 陽一郎(みやけ よういちろう)@miyayou
国際ゲーム開発者協会(IGDA)日本ゲームAI専門部会代表、日本デジタルゲーム学会(DiGRA JAPAN)理事、CEDECアドバイザリーボード、ゲーム開発者。デジタルコンテンツシンポジウム第4回 船井賞受賞(2008)、CEDEC AWARDS 2010 プログラミング・開発環境部門優秀賞。日本デジタルゲーム学会2011年若手奨励賞受賞。デジタルゲームにおける人工知能技術の理論的確立と実際のゲームタイトルへの具体的導入に従事。
=紀里谷 和明(きりや かずあき)
映画監督。1968年熊本県生まれ。1983年15歳で渡米、ケンブリッジ高校卒業後、パーソンズ大学にて環境デザインを学ぶ。1994年写真家としてニューヨークを拠点に活動を開始。数々のアーティストのジャケットやミュージックビデオ、CM制作を手がける。2004年映画「CASSHERN」で監督デビュー。2009年映画「GOEMON」、2015年映画『LAST KNIGHTS』を発表。著書に小説「トラとカラスと絢子の夢」(幻冬舎)がある。2014年4月よりメルマガ「PASSENGER」発行。
=犬飼 博士(いぬかい ひろし)
遊物体アソビウム / 運楽家。 つながりと笑顔を生むツールとしてゲームとスポーツに着目。 eスポーツの 世界大会の予選を国内で開催し日本代表を引率、大会運営等を手がける。 スポーツとITを融合した「eスポーツグラウンド」や「スポーツタイムマシン」等の作品発表。現在は「未来の運動会プロジェクト」にて遊ぶことと作ることを自然と行うデベロップレイヤーを育成中。 現代的なスポーツマンシップとしてスペースマンシップを提唱。
=大山 匠(おおやま たくみ)
上智大学哲学研究科博士前期課程卒。数学、論理学、意識論、身体論等のテーマが専門。現在は人工知能の研究開発に従事しながら、哲学に関する講演や執筆活動を行っている。
■主催
『人工知能のための哲学塾 東洋哲学篇』刊行記念イベント 運営委員会
■協力
朝日新聞社メディアラボ(http://www.asahi.com/shimbun/medialab/)