画像電子学会のビジュアルコンピューティング研究委員会が主催する秋期セミナー「CG-ARTS×画像電子VC委員会 ビジュアルコンピューティングの新奇性と未来」が11月15日に開催されます。産業界のニーズと研究のシーズを結びつけたいという趣旨から、CG-ARTSと共催で実施されます。SIG-AI世話人の三宅陽一郎氏も講師として登壇し、AIと物語の可能性について議論が行われます。
プログラム
「HoloLensが実現するMRの世界-」 13:30-14:30
講師:中村薫氏 株式会社ホロラボ 代表取締役
2017年1月に株式会社ホロラボを設立し、Windows Mixed Realityに日本でいち早く取り組み、全国各地でMeetupを開催するなど最新コンピューティングの調査・研究・開発・啓蒙活動と精力的に活動されている中村氏がHoloLenseのデモを交えながら、その概要や開発方法、そしてこれからのコンピュータの在り方について語ります。
「高速画像処理が切り拓く知能システムの未来と産業応用」14:40-15:40
講師:石川正俊教授 東京大学 情報理工学系研究科 研究科長・創造情報学専攻 教授
毎秒1000フレーム以上で画像を処理することにより、人をはるかに超える性能で動作する機械を生み出すことができる高速画像処理。実際にそうした数々のシステムを世に送り出してきた東京大学の石川教授が、常識をくつがえす高速画像処理が産業分野で切り拓く「知能システムの未来」について語ります。
「テクノロジー×アート / 本質探しの連続」15:50-16:50
講師:浅井宣通氏 メディアアーティスト/クリエイティブ・ディレクター、テクニカルディレクター
グラミーショーでのレディ・ガガのコラボレーションやAyabambiとのコラボレーションによるフェイスマッピングなど世界的な話題作をつくってきた浅井氏が、どんな発想からイノベーティブなアイデアを思いつくのか? 妥協のないテクノロジーの追求と、表現の本質探しの中で「深く」「強い」作品をどうやって生み出していくのか? コラボレーションするアーティストの可能性をどうやって引き出していくのか? そのクリエイティブのヒントやプロセスを解説していきます。
「AI(人工知能)で自律する物語とは」 17:00-18:15
講師:瀬下寛之監督 「シドニアの騎士 第九惑星戦役」劇場版、「BLAME!」監督、「亜人」総監督
三宅陽一郎 ゲームAI開発者、スクウェア・エニックス リードAIリサーチャー
日本独自のアニメという手法を取り入れながら、3DCGアニメの新たな方向性を見出した「BLAME」。世界観と演出、クオリティの高さが話題のこの作品をAI(人工知能)と物語の視点で探ります。ゲームAI開発者として著名な三宅陽一郎氏と、「BLAME!」の瀬下寛之監督が、物語とAIが共創するコンテンツの未来について語ります。
【申込み・詳細】
開催概要
- 主催 画像電子学会ビジュアルコンピューティング研究委員会
CG-ARTS(公益財団法人画像情報教育振興協会) - 日時 11月15日(水) 13:15~18:15
- 会場 早稲田大学 グリーン・コンピューティング・システム研究開発センター(40号館)プレゼンテーションルーム
- 対象 主催者会員、研究者、CGプロダクション、ゲーム制作会社、学生など
- 定員 150名
- 会費(税込)
一般 | 10000円 |
主催団体会員 | 8000円 |
CG-ARTS委員・認定教育校教員 | 8000円 |
画像電子学会シニア会員 | 3000円 |
画像電子学会学生会員(アカデミック含む) | 3000円 |
CG-ARTS認定教育校学生 | 3000円 |
学生非会員 | 4000円 |