Unityの最新バージョン「Unity 2017.1」が2017年7月にリリース予定であることが明らかになりました。オランダで開催中のUnite Amsterdam 2017における基調講演でユニティ・テクノロジーズが発表しました。ショートフィルム「Adam」に続く新しいリアルタイムレンダリングのデモ「Project Forest」(コードネーム)が開発中であることも発表されました。
Unity 2017.1の主な新機能
- Timeline&Cinemachine
- 以下の各機能での改善
- グラフィックス(プログレッシブライトマッパー、パーティクルシステム、iOS/Metal使用時の遅延レンダリング)
- スクリプティング(.NET4.6/C#6 (実験的な機能として))
- チーム内のコラボレーション機能(Unity Collaborate、エディターの生産性(FBXインポート、アニメーションキーフレーム追加時のワークフロー)
- 2D(スプライトアトラス)
- VRプラットフォームサポート(VR Works、Daydreamの非同期ビデオ再投影)
- ビデオプレイヤー(PS4)
- Universal Windows Platform(UWP)
- Live-ops Analytics(リモート設定、標準イベント)
「Unity 2017.1」の大きな特徴の1つである新機能「Timeline&Cinemachine」を利用することで、表現したい映像の動きをリアルタイムで確認しながら、キャラクターの動きやカメラワークを自由に設定することが可能になります。既存のDCCツールによるショットベースのカットシーンとともに映像の演出やカメラワークを簡単に調整でき、映像作品の制作においてもより効率的な作業が可能となります。
https://youtube.com/watch?v=-jZdMFPACpU%3Frel%3D0
開発中の新しいデモ「Project Forest」(コードネーム)も一部動画が公開されています。プログレッシブライトマッパーやポストプロセッシングスタック、スクリプタブルレンダーパイプラインなどが使用されているインタラクティブなデモで、詳細は2017年10月開催予定のUnite Austin 2017で発表される予定です。