オーディオツールなどの研究開発やコンサルティングを手がけるTsugiはローカライズ現場で役立つオーディオ・ダイアログツール「Alto Studio」の最新バージョンをリリースした。
Alto Studioは何千という音声ファイルを管理し、オーディオダイアログの分析と修正を行うツール。何十種類もの言語からプロジェクトの命名規則やファイル階層を問わず、幾千ものダイアログファイル(オーディオフォーマット・ラウドネス・タイミング・ピッチ)を分析し、参照言語での比較やエラー報告・自動修正などを行うことができる。
Excelシートで参照されているファイルのインポートや、CRI ADX2、Fabric、FMOD、Wwiseなどのゲームオーディオミドルウェアとの同期機能などを備えている。プラグインシステムやコマンドラインも提供されており、開発環境やデータベース、ビルドパイプラインとの接続も容易に行うことが可能だ。
本バージョンでは新たにOC3 Entertainment社のFaceFXと連携してダイアログからフェイシャルアニメーションを生成したり、Tsugi独自のツールAudioBotでバッチ処理を行う機能も追加された。
公式サイトでは無料体験版も提供されている。
製品概要
- フルライセンス:59,000円(複数ライセンス、サイトライセンス購入での割引有)
- Altoからのアップグレード:30,000円(2017年4月15日までは30%割引で21,000円)*最終的な日付確認、日本円に修正
- 動作環境:Windows 7,8,10(32/64ビット対応)