日本ゲーム大賞2016アマチュア部門で優秀賞と個人賞の二冠に輝いた「FLOLF」(野津宗一郎/HAL名古屋)が一般公開されました。
ゲームは重りとなる「BODY」、ジェット噴射をする「JET」、浮力のある「FLOAT」という3種類のパーツを組み合わせて船体を作り、水流を読み切ってゴールに導くパズルゲームです。パーツを作っては流し、結果を見てカスタマイズしては、また流しというくり返しで進んでいきます。
シンプルな操作で結果が多彩、しかも再挑戦性が高いという、非常によくできたゲームです。個人制作だからシンプルにまとまったのかもしれませんが、このソリッドな美しさにはビックリです。10ステージのうち、どこからでもプレイできるのも好感がもてました。
プラットフォームはPC(Windows)です。
◆受賞者コメント
- 名前 野津 宗一郎
- 担当 すべて(個人製作)
- 良かった点 パーツの組み合わせが大量に存在し、とても自由度が高く、試行錯誤のしがいがあるゲームに仕上げられた事です。
- 工夫した点 物理挙動の調整を、現実の挙動とは敢えて違う挙動とすることで、よりストレスを少なくすることができたと思います。
- 課題を残した点 レベルデザインに時間がかけられず、ひどく難しいステージが残った事です。バランスの調整に、十分な時間を割くことの重要性を改めて学びました。