TGSスカラーレポート⑨ゼヤード・クルディ

簡単な自己紹介

IGDAスカラーシップに参加させていただいたことを大変誇りに思います。私の人生のさまざまなイベントの中でも、特に印象深いものでした。そして皆様に御礼を申しあげます。スカラーシップで出会ったすべての人々のことを、私はけっして忘れることはないでしょう。

私の名前はゼヤード・ファハド・サッド・バクール・クルディで、簡単にいうとゼヤード・クルディと申します。サウジアラビアから参りました。八王子にある東京工科大学の2年生で、コンテンツ制作を専攻しています。

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スタジオツアー

集合場所は渋谷のコーヒーショップでした。そこでスカラー全員の顔合わせがあり、そこからほど近い場所にあるDeNAのオフィスに向かいました。そこでスタッフの方々に迎えられ、ビジターIDをお借りした後に、会議室に迎えられました。

はじめに現在の事業領域とともに、会社の歴史紹介がありました。続いて最新のゲーム開発が行われている開発現場の簡単な見学があり、スタッフが昼食をとったり、気分転換をするための食堂に案内されました。その後、会議室に戻ってワークショップを体験しました。これはサイコロを使ったボードゲームをデザインするというもので、グループで1枚のシートをデザインしたのちに、内容をさらによくするためのアドバイスをいただきました。その後社員の方と昼食をとり、さまざまな話をすることができました。DeNAのツアーでの最後として、参考資料として内定者のポートフォリオを拝見することができました。

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続いて私たちは都内の小さなスタジオである、たゆたうに向かいました。スタジオは大久保にあり、私たちは電車と徒歩で向かいました。私たちはたゆたうで先輩社員の方々に迎えられ、会社説明の後に、最新のプロジェクトであるVRゲーム「ラストラビリンス」について伺いました。本ゲームはTGSでデモ展示されており、ぜひ体験して欲しいと述べられました。続いてスタジオの中を見学させていただきました。広さの面ではDeNAと比較になりませんでしたが、より自由でカジュアルな印象を受け、外国人と日本人が共に良好な関係で働いていました。

その後、私たちは次の訪問先であるAimingに向かいました。会議室に迎え入れられた後、会社について簡単な説明がありました。簡単な社内見学の後、会議室に戻ってそれぞれのスカラーが志望職種や専門分野ごとに分けられ、1対1で社員方と交流することができました。そこで自分たちのポートフォリオに対する感想、次のスキルレベルに達するためのアドバイスなどが得られました。雑談形式の交流でみな、すばらしい時間を過ごしました。これでスタジオツアーは終了しました。

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東京ゲームショウ2016

私たちはビジネスデイの2日間と一般公開日のうち1日で参加することになっていました。初日は会場に到着すると、すぐに基調講演を聴講しました。そこでのメインテーマはVR技術でした。ゲーム開発だけでなく、新しいVRハードウェアの紹介もありました。ゲーム開発について、パネリストたちはVRデバイスという新しい技術を使いこなす上で直面している課題についても話しました。基調講演が終わると、日本ゲーム大賞の発表授賞式まで自由時間となりました。発表授与式は受賞者たちが登壇し、賞を授けられる感動的な場所で、これをもって初日のプログラムが終わりました。

二日目はグローバルゲームサミットを聴講しました。そこでは各地域のパブリッシャーが自分たちの市場について説明し、将来の見通しについても語りました。その後、センスオブワンダーナイトに出席しました。これは創造的なゲーム開発者を対象としたアワードで、興味深いデザインやコンセプトのゲームが多数ノミネートされていました。イベントの後に私たちはインターナショナルパーティに参加しました。そこで私たちは素晴らしい料理と参加者間での交流を楽しみました。

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一般公開日の初日は、予想通り非常に混雑しており、スカラーにとって特別なプログラムはありませんでした。終了後、私たちはインディストリームフェスに参加しました。これはインディゲーム開発者自身によるアワードイベントで、私はそこで積極的に新しい出会いや交流を進めました。

これが私たちがTGSスカラーシップで得た体験です。このスカラーシップに参加した皆様に対して、この経験を未来に活かし、皆様の夢を叶えられますように祈願することを通して、結びの言葉に替えさせていただきます。

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(日本語訳:小野憲史)