はじめまして。
私は、専修大学ネットワーク情報学部3年の松尾泰樹と申します。
大学ではメディア情報学を専攻しています。
スタジオツアー
初日は、スタジオツアーということでDeNA様、たゆたう様、Aiming様の合計3社を見学させて頂きました。
DeNA様
オフィス内にてゲームバランスやゲームデザインの方法を学ぶために、すごろくをチームで作るというワークショップを体験させて頂きました。
ゲームバランスなど、どのようにしたら楽しく長く遊んでもらえるのかという、ゲームデザインの基礎を学ばせて頂きました。
たゆたう様
企業説明の際に、ディベロッパー企業としての強みを活かし、様々な事業に挑戦していく総合エンターテインメント企業である。という説明を聞き、ディベロッパー企業としての強みがなんなのかを学ばせて頂きました。
Aiming様
実に30分以上の時間を割いて、スカラーメンバーの数と同じだけの開発者の方がそれぞれのメンバーのポートフォリオに関してコメントをして頂きました。私は、企画書を提出させて頂いたのですが、「コンセプトが明確でない」と言った、私の企画書の弱点を指摘して頂けただけではなく、改善の方法やこれからどのようなことを学習していくべきかなど様々な貴重なアドバイスを頂きました。
東京ゲームショウ
今回は、ビジネスデー2日間とパブリックデー初日の計3日間参加させて頂きました。
ビジネスデー1日目
最初に基調講演を拝聴いたしました。VR事業と今後の可能性について、VRのゲーム開発を行っている3社の方がパネラーとして行われました。
バンダイナムコエンターテインメントの玉置さんがおっしゃっていた「プレイヤーの当事者性や没入感をどう与えていくか」というお話が私のなかでVRの最も基礎的な部分で最も重要なことだと感じました。今後VRのゲーム開発は、プレイヤーをどのように当事者としてゲームを体験させることができるかが課題になると思いました。
ビジネスデー2日目
最初に、グローバルゲームビジネスサミットを拝聴いたしました。パネラーは、海外のゲーム企業の方が登壇されていました。
テーマは日本と海外の市場の違いなどについて行われ、グローバルゲームビジネスの可能性やそれぞれの国によって産業規模が異なっていることなど、今後海外の市場動向にも注目しなくてはいけないと感じました。
その後センスオブワンダーナイトと呼ばれるインディーゲームの授賞式にも参加させて頂きました。恥ずかしながらインディーゲームに関して知識が浅かった自分は、今回この授賞式にて紹介されるゲームの数々に驚かされました。インディーズの方々のゲームにはそれぞれ独創的なアイデアがあって、個人的に「Chambara」は、受賞こそされなかったものの色に隠れるというアイデアは、とても斬新で驚かされました。この授賞式を見て、今までインディーズに注目してこなかった自身を悔いました。今後は、企業のゲームはもちろんなのですが、インディーゲームにも注目していきたいと思います。
パブリックデー1日目
パブリックデー初日ということでお客さんの数がとても多く、毎年参加している自分ですが今までで一番お客さんが多いように感じました。最初は前日のセンスオブワンダーナイトにて受賞された作品を中心に周り、実際に体験しました。「Chambara」は、他のTGSスカラーの方と対戦したのですが、お互い白熱しながらプレイしていました。その後、PSVRではなく「Occlus」や「HTCvive」といったVRを実際に体験いたしましたが、それぞれのデバイスを使用したゲームの没入感の高さに驚かされました。
その後インディーストリームフェスというイベントに参加させて頂きました。
イベントには、たくさんの企業の方やインディーズの開発者の方が集まってパーティーが行われました。そこでは、普段お話できないような方とお話させて頂くことができ、大変貴重な時間を過ごさせて頂きました。
まとめ
今回の、東京ゲームショウはインディーゲームについて見学させて頂き、インディーズの方々の独創的なアイデアの数々に驚かされるばかりでした。また、今年はVR元年として、VRに関心が高い一年となりました。ブースの数を見てもVR関連のブースはとても多く、世間のVRへの関心の高さが伺えました。また、対称的に目立ったのはソーシャルのブースの数でした。あるにはあるもののソーシャルに関するブースは去年に比べて明らかに数が減っていたと思います。ゲーム産業は、移り変わりの激しい産業ということを如実に表していたのではないかと思います。ゲームプランナーを志望する身として、今後世間の関心や動向に反応できる感覚を養っていきたいと思います。
短い4日間ではありましたが、素晴らしいスカラーの方々と出会えて、この4日間を過ごし、たくさんのことを学ばせて頂きました。
同じ業界を目指す方々との交流は私にとって、とても良い刺激となりました。
皆さんと業界で再びお会い出来ればと思います。そのために私もこれからも日々勉強して参ります。
最後にではありますが、この度IGDAスカラーシップのメンターや携わったすべての方にこのような素晴らしい機会を頂けたことを感謝申し上げます。