プロ野球選手が引退後に野球解説者になることはあっても、その逆はありません。芸能ジャーナリストが歌手デビューすることもありません。メディアとクリエイティブの間には一線が引かれています。
しかし、ゲーム業界はその少ない例外の一つです。ゲームライターがゲーム開発者になったり、ゲーム開発者がゲームメディアで記事を書くことは、現在もしばしば存在します。出版社がゲームメーカーとなり、ゲームを発売する例も珍しくありません。いわば作り手と書き手の二人三脚をとおして、ゲーム産業は拡大してきたといえるでしょう。
こうした現状をふまえて、日本デジタルゲーム学会 ゲームメディアSIGは8月22日(月)20時より、第8回研究会「なぜ、ゲームライターからゲーム開発者になれたのか」をYoutubeのDiGRA JAPANチャンネルで配信いたします。
ゲストに『ゼビウス1000万点への解法』で著名なマトリックスの大堀康祐氏、『マイコンBASICマガジン』でライターをつとめ、『カスタムロボ』シリーズなどを手がけられた見城こうじ氏をむかえ、なぜ遊ぶ側から作り手側へ転身することができたのかを、オーラル・ヒストリーとして記録していきます。
(開催日時)8月22日(月) 20:00〜23:00
Youtube DiGRA JAPANチャンネル https://www.youtube.com/user/digrajapan
※動画ページは開催時刻になりましたら公開になります。
※終了時間は多少前後する可能性があります。
なお、放送中はTwitter上にて、みなさまからの質問を随時お受けいたします。ご発言の際は、ハッシュタグ #digraj を添えてツイートしてください。
(※内容や時間の都合などにより、すべてのご質問にお答えできない場合があります。あらかじめご了承下さい。)
■ゲスト紹介
・大堀康祐
高校在学中に友人と制作した同人誌『ゼビウス1000万点への解法』が大人気を博し、当時のアーケードゲームのプレイヤー間で一躍その名を知られる。ライター時代は『マイコンBASICマガジン』など多数のゲーム雑誌に記事を寄稿し、その後サイトロン・アンド・アートを経て株式会社マトリックスを設立、同社代表取締役となる。これまでに開発を手掛けた作品には『ランドストーカー』『アランドラ』などがある。
・見城こうじ
学生時代からアーケードゲームの同人誌を発行し、後に『マイコンBASICマガジン』誌にてライターを務める。大学卒業後はナムコ(現:バンダイナムコエンターテインメント)に入社し、『コズモギャング・ザ・ビデオ』『コズモギャング・ザ・パズル』などのアーケードゲームの企画・開発を手掛ける。同社退社後は株式会社ノイズを設立し、『カスタムロボ』シリーズなどを開発する。現在はフリーランスの開発者として活躍中。