IGDA日本は公益財団法人中山隼雄財団から助成を受け、SIG-for Next Generationを中心に「デジタルからくり装置づくりワークショップ」事業を展開中です。
7月2日には福島県郡山市の学童センター「まなそび海賊団」で初めてのワークショップを実施しました。
ワークショップは午前・午後の2回開催され、小学3年生から中学1年生まで全14人が参加しました。
機材はサードウェーブデジノスから「GALLERIA」ブランドのゲーミングノートPCを機材協賛いただきました。
地元・郡山市のWiZ 専門学校 国際情報工科大学校からもプロジェクターとスクリーンをお借りしました。
各会3時間の長丁場でしたが、1回も休憩をとることなく、子ども達は集中してワークショップに取り組みました。
教材は参加者全員で協力しながら、長いドミノ倒しを完成させるというものです。
Unityで事前に用意されたサンプルステージをベースに、各々がカスタマイズしていきます。
カスタマイズされたシーンはGit上にプッシュされ、SourceTreeで一つのシーンにマージされます。
最近では小学3年生からパソコンの授業があるとのこと。
また「マインクラフト」を普段から楽しんでいる子供もいました。
そうした背景も手伝ってか、みなスイスイとマウスを操作していました。
福島GameJamなどでおなじみの「お絵かきワークショップ」も組み込まれました。
自分が描いたキャラクターをカメラで取り込むと、ステージ上に配置させることができます。
ワークショップのもう一つのテーマは「協業」でした。
SIG正世話人の長久勝が「通常のプログラム演習などでは一人ひとりが課題に取り組みますが、実際の業務ではチームワークが大切です。みんなで一つのものを作り上げた今日の経験を、今後も生かしてください」と挨拶し、ワークショップは終了しました。
IGDA日本では本ワークショップを本年度中に数回、会場を変えながら実施する予定です。