CRI・ミドルウェアとセガゲームスは、セガゲームスが開発した内製2D/3Dグラフィックスミドルウェア「アクロアーツ」事業を、CRIに移管することで合意したと発表しました。
アクロアーツはUIやエフェクトなどの制作ミドルウェアです。デザインツールとランタイムエンジンの双方を備えており、デザインツールでは複雑な動きを伴うUIをプログラマーの手をわずらわせることなく、ゲームデザイナーやアーティストが制作できます。
ランタイムは、スマートフォンやゲーム機だけでなく、家電等の各種組込み機器まで幅広いプラットフォームに対応しており、制作したUIやコンテンツを実機上でスムーズに動作させられます。
CRIではアクロアーツを同社のミドルウェア製品群「CRIWARE」に取り入れ、コンテンツ制作に必要な環境を総合的にサポートしていくとのことです。
「アクロアーツ」の特長
・開発期間を大幅に削減できるデザインツール
インタラクティブなUI画面や演出、シーン(画面表示)の制作・チェック・修正のすべてをデザインツール上で実現します。
・様々なデバイスで動作する軽量なランタイムエンジン
ランタイムエンジン(実行プログラム)は幅広いプラットフォームに対応し、低負荷なプログラムを実現します。実機上での即時プレビューにも対応しています。
・動作環境に柔軟に対応可能なプラグイン機能
組込み機器などのお客様の個別要件に合わせて、柔軟にカスタマイズ可能な仕組みを備えています。
「アクロアーツ」の適用範囲
メニュー等のインタラクティブGUI、エフェクト、実映像への重畳画像、コンテンツなどの制作
「アクロアーツの」適用分野
・ゲーム:スマートフォンゲーム、家庭用ゲーム、アーケードゲームなど
・映像機器:カラオケ、遊技機など
・家電等の組込み機器:テレビ、ビデオ、複合機、カメラなど
・デジタルサイネージ:モニター、サイネージ機器など