5月28日(土)〜29日(日)に開催された「学生チーム対抗・30時間GameJam」は、学生2チーム、プロ1チームの激闘の末、ぶじ3チームともゲームを完成させた後、笑顔で終了しました。
当日の模様は会場を提供いただいたコワーキングスペース「ぴこす」のホームページで詳しくレポートされています。
*ゲームのダウンロードページはこちら
【ACCIDENT】
【天変地異】
ゲームジャムのテーマは「アクシデント」
ゲームジャムのテーマは前日におきた羽田空港での大韓航空機によるエンジントラブルの影響などで、主催者の参加が危ぶまれたことなどをうけ、「アクシデント」に決定。
参加したのは本ゲームジャムの言い出しっぺである、蔡謹聡君をはじめとした留学生中心の東京デザイナー学院チーム。
いち早く参加を表明した横浜デジタルアーツ専門学校チーム。
そしてミドルウェア&ツールメーカーのエバンジェリストを含む、手練れ揃いのプロチームです。
そうなんです。本ゲームジャムは今年のGlobalGameJamや、シリアスゲームジャムに参加した蔡君から、
「知らない人同士ではなく、普段から気心の知れた友人同士のチームでゲームジャムをやってみたい!」
という提案をうけて企画・実施されたものなんです。他にも「こんなことをIGDA日本でやってみたい」というアイディアがあれば、ぜひこちら(infoあっとigda.jp)までお寄せください!
ドジっ娘郵便配達アクション「YNK48PostGirls」
企画発表の段階から、パワポではなく付箋を使ってプレゼンを行うなど、随所にきらりと光る小技を挟み込んだプロチーム。さまざまなアクシデントにもめげず、郵便配達にいそしむドジっ娘ちゃんが主人公のアクションゲーム「YNK48PostGirls」を作り上げました。
プログラマー中心でアーティストが皆無の状況で(ゲームジャムではよくあります!)、アセットストアに頼ることなく、プログラマーが生まれて初めて「走るキャラクターパターン」をPhotoshopで描いたというグラフィックに注目です。これぞゲームジャム!
スクリーンショットはありませんが、ちゃんとボスキャラも搭乗します。他に結果判定を知らせるアイコンやエフェクト、CRI ADX2 LEを駆使したサウンドなど、限られた時間内でも細かい部分まで丁寧に作られている点がプロの力量を感じさせます。
絵心のありすぎる怪作「ACCIDENT」
同じく東京デザイナー学院チームは、4つのミニゲームをクリアしていく「ACCIDENT」をリリース。素っ頓狂なシチュエーションと手描きのグラフィックが、往年の名(迷)作「がんばれギンくん」を彷彿とさせます。「デザイナー」学院ならではでしょうか?
制限時間内に空きトイレを探して街中を移動(操作は連打のみ)
女性に見つかる前に社会の窓を閉めよう!
突然街中に現れた暴れライオン(?)を捕獲器で捕獲。
赤いシャツを着たまま闘牛場に着てしまった!早くシャツを脱がないと・・・。
といった具合で、どれも味のありすぎるミニゲームばかり。普段から息の合ったメンバーならではの怪作で、チーム対抗ゲームジャムならではの作品になりました。
シリアスゲームにも通じる「天変地異」
横浜デジタルアーツ専門学校チームは地震・津波・火山の噴火といった自然災害に対して適切な場所に避難(移動)するという「天変地異」を完成させました。シリアスゲームにも通じる内容ですね!
ゲームを始めると、画面上に「緊急避難警報」的なメッセージが表示されるので、制限時間内に適切な場所に移動します。
時々メッセージ内容が混乱することも。でも、そんなときでも災害の予兆から(地震の場合は画面が揺れるなど)判断して、適切な行動を取る必要があります。
津波の場合はこんなふうにドドーンと水が押し寄せてきます。左側の高台に逃げればOK。
当日の模様は動画でもご覧いただけますので、ぜひチェックしてみてください。皆さん、おつかれさまでした!