まず動いてみることが大事
ーーー今、まさに就職活動をしている学生に対して何かアドバイスはありますか?
岡 どんな会社で、何をやっているのかなど、会社について知ることがすごく大事だと思います。自分の周りで映像系の会社に就職して、「思っていたのと違った」「やりたいことができない」という話を聞くことがあります。それって、勿体ないですよね。
ーーーどのように情報を収集すればいいでしょうか?
岡 自分からいろいろ動くことでしょうか? スカラーシップではスタジオツアーがありますよね。自分もそこで初めてゲーム会社の開発ルームを見学できて、「ああ、こういうことをやっているんだ」と、すごく実感できました。そのためにはCEDEC、東京ゲームショウ、それからGameJamなど、企業の人と交流できる機会も増えていますので、そういった場所に参加していって、少しずつコネクションを広げていくことです。いろんな人に会って、いろんな話を聞いて、自分に合っているか確認して、挑戦するのがおすすめです。そういった意味では、弊社は自分にすごく合っていて、楽しく働けています。
加藤 私も同じですね。どんどん先回りして行動することです。OBがいたら話を聞きに行ってもいいし、インターンに行ってもいい。自分から外に出て行くことです。私の例もそうでしたが、最近は普通の採用以外のルートをもっている企業が増えています。特にIT系企業は就職活動が早いので、気がついたら終わっていた、なんてこともあります。
堀田 気になったことは何でもやってみればいいんじゃないでしょうか。スカラーシップもその一つです。この記事を読んだら、まずは動くところから始めてみて欲しいです。
山田 目標を持ってあきらめないことと、挑戦することです。自分も3年間、働きながら勉強したことが、転職活動で生きました。
ーーー最後に今年のスカラーシップに応募する学生の皆さんにコメントをお願いします。
岡 スカラーシップを楽しんでほしいですね。周りにはいろんな人がいます。海外から参加される人もいますので、いろいろ交流して楽しんでください。実は自分もIGDA名古屋の和田隆夫先生から勧められて応募したんです。本当に良い機会をいただけました。
加藤 学生にとってCEDECは高額ですよね。東京ゲームショウのビジネスデイは参加すらできません。そうした場所に無料で参加できるのはすごいと思います。また、敷居が高いところもあるじゃないですか。スタッフの方がついてくださって、みんなで参加できるのも心強いと思います。
山田 とりあえず、この記事を読んだら速攻で応募してみてください。東京ゲームショウのビジネスデイは、企業の生の声が聞ける貴重な機会です。ゲーム業界の現場や、求められる人材像などの話を聞いて、モチベーションにつなげてほしいですね。
堀田 セッションだけでなく、スタジオツアーやパーティなどに参加して、周りの人といろいろ喋ったり、ポートフォリオを見せ合ったりすると、きっと良いことがあります。会社について深く知ることで、自分のやりたいことも広がっていくと思います。
CEDEC&TGS2016インターンシップは現在申込み募集中です(締切7月4日)
(小野憲史)