「スカラーシップで人生が変わりました!」CEDEC&TGSスカラーシップ参加者座談会

IGDA日本ではCEDEC&東京ゲームショウむけに毎年スカラーシップを実施しています(今年度の申込締切は7月4日)。昨年度に引き続き、今年も過去の参加者に集まってもらい、スカラーシップの思い出やゲーム業界の就職活動、現在の仕事内容などについて、ざっくばらんに語り合ってもらいました。学生のみなさん、ぜひ参考にしてください。

第一期生から昨年度まで4名が参加

ーーー今日はよろしくお願いします。はじめに自己紹介をお願いします。

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堀田 CEDEC2011スカラーだった堀田亮介です。立命館大学出身で、昨年4月からDeNAでプランナーをしています。大学院で2年間学んで、インターンシップを経て入社しました。

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山田 東京ゲームショウ2012にスカラーとして参加した山田涼平です。4月からセガ・インタラクティブで働いています。もともと日本大学でシリアスゲームの研究をしていて、その後、いったん医療系のIT企業に就職しましたが、転職活動を経てプログラマーとして入社しました。

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岡 CEDEC2015スカラーだった岡大輔です。トライデントコンピュータ専門学校出身で、今年の4月からグラスホッパー・マニファクチュアで背景アーティストをしています。

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加藤 CEDEC2014スカラーだった加藤沙羅です。東京マルチメディア専門学校出身で、サイバーエージェントのゲーム事業でスマートフォンゲームの運営プランナーをしています。弊社ではさまざまな子会社がゲーム事業をしており、その中のグリフォンという会社にいます。グリフォンは、「不良遊戯 シャッフル・ザ・カード」「ミリオンアーサー エクスタシス」などのゲームを運営していますね。

ーーー皆さん、元気そうで何よりです。スカラーシップで一番印象に残っていることはありますか?

岡 CEDECでデベロッパーズナイトに参加したことですね。ゲーム会社の社長や開発者の方々など、ゲームメディアでしか知らない方々がたくさんいて、驚きました。そういう方々と自然に話をしたり、交流ができたりと、すごく良い雰囲気でしたね。CEDECで一番楽しかったし、緊張したひとときでした。

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CEDEC2015スカラーシップ

ーーー印象的な出会いはありましたか?

岡 サイバーコネクトツーの松山洋さんです。実際にお会いしてみると迫力があり、圧倒されましたね。またCyGamesの会社ブログで物理ベースレンダリングなどの記事を書かれているエンジニアの方とお話できたことも勉強になりました。たまたま会場で人事の方から御紹介いただけたんです。

加藤 CEDECスカラーシップでは毎日、開発者の方と雑談をしながらランチをとる機会がありますよね。そこでスクウェア・エニックスの土田善紀さんとお話できたのが印象的でした。スクエニがどういう会社で、どういう人と働きたいかがわかり、参考になりました。またデベロッパーズナイトでは、私も任天堂でシェーダープログラムを書かれている中堅社員の方と話ができました。その方も専門学校出身で、就職活動の話を聞くことができました。

山田 自分は東京ゲームショウ組ですが、はじめてビジネスデイで参加できて、いろいろな企業ブースをみてまわったり、基調講演やパネルディスカッションなどが聞けたのが良かったです。ゲームの知識が学べただけでなく、モチベーションアップにもつながりました。また斬新なゲームのアイディアやデモを披露する「センスオブワンダーナイト」も印象的でした。中でも絵本をベースにした「Tengami」は衝撃的でした。

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CEDEC2014スカラーシップ

堀田 自分はスカラーシップ第一期生で、まだCEDECコースしかなかったんですよね。CEDECは前年から個人で参加していて、むしろ前日に行われるスタジオツアーが目当てで応募しました。キューエンターテインメント、イニス、トライエース、サイバーコネクトツー東京スタジオにお伺いして、中でもキューエンターテインメントがすごかったです。ちょうど「Child of Eden」の開発が終わったころで、 壁いっぱいに多数のコンセプトアートが掲示されていました。

山田 スタジオツアーは貴重な機会ですよね。自分の時もサイバーエージェント、ランド・ホー、フロム・ソフトウェアに伺いました。

岡 自分の時はAiming、たゆたう、ジープラでした。

加藤 サイバーエージェントにも訪問された年があるんですね。ちょうど私はその時、熱を出してしまいお休みしたんです。すごく残念でした。