IGDA日本SIG-Audioではこれまでゲームオーディオに関する最新技術について議論を重ねてきました。2016年5月14日に開催された第13回目の勉強会では、ゲーム開発者会議「Game Developers Conference 2016」(以下、GDC 2016) に参加した登壇者らが、それぞれ現地にて得られた技術・知見を共有しました。会場のDeNAセミナールームでは、日本国内のゲームデザイナーやサウンドコンポーザー、オーディオ関係者、ゲーム業界を目指している学生など50名が集まりました。
登壇者は以下の5名です。
株式会社CRI・ミドルウェア/エンターテインメント事業推進室・室長 増野宏之氏
前職ではハリウッドのSoundelux Design Music Groupでサウンド業務にも携わった、Audiokineticの田島政朋氏
ソノロジックデザイン代表・サウンドデザイナーで、プロレスゲーム「WWE」シリーズサウンドディレクションを担当した牛島正人氏
ヴァルハラゲームスタジオ・オーディオディレクターで、前職のコーエーテクモゲームスでは「DEAD OR ALIVE」シリーズ、「NINJA GAIDEN」シリーズなどを担当した稲森崇史氏
バンダイナムコスタジオ・エグゼクティブサウンドデザイナー/コンポーザーで、「リッジレーサー」シリーズや「エースコンバット」シリーズなど様々なタイトルを手がけた 大久保博氏
本稿では特に後半3つの講演についてそれぞれレポートしていきます。