ゲーム開発者推薦図書GDC2016版公開

IGDA日本では毎年GDCの期間にあわせて、海外のゲーム開発者を対象に洋書の推薦図書リストを作成しています。今回から内容をリニューアルし、対象を2015年に英語で書かれたゲーム関連書籍に限定して事前に選択式のアンケートページを作り、一人5冊まで投票してもらうようにしました。その結果、世界37人の開発者から合計175冊の書籍が推薦されました。

GDC2016版

一覧してわかるのはゲームエンジン関連の書籍、特にUnity5関連本の充実ぶりですね。他にUnreal Engine4やcocos-2dxの書籍もみられます。またスマホゲームの作り方の技術書も多いですね。このあたりは日本も海外も変わりがないようです。

一方で海外ならではだなあと思うのが、10票を獲得して1位に輝いた「Getting Gamers: The Psychology of Video Games and Their Impact on the People who Play Them」です。心理学をマーケティングリサーチに活用するという内容でしょうか? こういった書籍が出版されて、高い評価を得ているところがおもしろいですね。

他に「The Indie Game Developer Handbook」が上位に来ているのも、インディゲーム熱が熱い海外ならではだなあと思います。

任天堂の宮本茂氏の経歴をひもとく「Shigeru Miyamoto: Super Mario Bros., Donkey Kong, The Legend of Zelda (Influential Video Game Designers)」も普通におもしろそうですよね。

推薦者は一人のみでしたが、「The Game Narrative Toolbox (Focal Press Game Design Workshops)」も内容をさらってみたい一冊です。

それぞれAmazon.comのリンクをつけておきましたが、Amazon.co.jpに在庫があるものも多いので、あわせてチェックしてみてください。日本でも翻訳が出ることを期待しましょう!

■過去の推薦図書リスト
GCS2015版】(国内)
GDC2015版】(海外)
【CEDEC2014版】(国内)
GCS2014版】(国内)
CEDEC2013版】(国内)
GDC2014版】(国内)
CEDEC2013版】(国内)
GCS 2013版】(国内)
GDC 2013版】(海外)
CEDEC 2012版】(国内)
IGDA SUMMIT 2012版】(海外)
GCS 2012版】(国内)
プロトタイプ版】(国内)