東京ゲームショウ2015で日本ゲーム大賞アマチュアゲーム部門の佳作に輝いた「an After image」(HAL名古屋/Team.- EDEN -)が一般公開されました。自分も会場でプレイしましたが、アクションの計画を立てて結果を楽しむというパズルゲームで、テンポが良く、スタイリッシュなグラフィックが特徴です。スマホ&タブレット向けのゲームで、GooglePlayで公開されています。
【内容】
空に投げた帽子が落ちるまでに全ての敵を倒し、ゴールを目指す。まるでアクション映画のようなパズルゲーム。
主人公の攻撃は帽子を投げてから落ちるまで。
プレイヤーは帽子を投げる前に、銃と剣、2種類の武器を使って攻撃パターンを先行入力し、敵を殲滅させ、最速でゴールを目指します。
エンターテイメント性溢れるコンセプトやテンポの良い操作性など、疾走感溢れるゲームデザインが魅力的な作品です。
【チームコメント】
稲垣匡哉
担当パート:Unityを使用したゲームシステムの実装と、Google Playでのアプリ公開を担当しました。
良かった点:オリジナルのゲームシステムなので、プレイヤーに理解してもらえるか心配でしたが、作り込んだチュートリアルで操作方法を覚えてもらえて良かったと思います。
工夫した点:プレイヤーは入力後「見ているだけ」なので、その時間も楽しんでもらえるよう、演出にこだわりました。実は、攻撃の際に画面が揺れるといった細かい演出でも、納得できるまで調整を繰り返しています。
課題を残した点:ゲームに登場させられなかったギミックがいくつかあって、プレイの幅が狭くなってしまった点が心残りです。公開したアプリのアップデートで、更に面白いゲームに仕上げたいと考えています。
田村和矢
担当パート:企画構成やステージデザインの他、各画面のグラフィック等を担当しました。
良かった点:制作を進めていて「このゲーム面白い…!」と思える瞬間が何度もありました。その度に手応えを感じて制作に熱が入り、いつの間にか完成していた印象です。楽しいゲーム制作を体験できたことが、何よりも嬉しいです。
工夫した点:「カッコイイ」をいかに詰め込むかを、常に意識して制作していました。帽子の投げ方、エフェクトのサイズ、タイミング、BGMの変化まで、コンセプトに合わせて自分達の思う「カッコイイ」を目いっぱい詰め込みました。
課題を残した点:やはりグラフィック関連です。ほとんどのグラフィックを担当しましたが、見た目の寂しさが目立ってしまいました。目で楽しんでもらえるように、キャラクターのアクションパターンを増やすことが今後の課題です。