東京ゲームショウ2015の日本ゲーム大賞アマチュア部門で、「Chase the Sun」(日本工学院八王子専門学校)が優秀賞に輝きました。探査機を操作し、鉱石を集めてスペースシップに持ち帰る3Dアクションパズルゲームで、リアル系のグラフィックとSF的なテーマが印象的で、会場でも注目を集めていました。このたびゲームプログラムが一般公開され、誰でも自由にダウンロードして遊べるようになりましたので、開発チームのコメントと共に紹介します。【ダウンロードはこちら】
ゲーム概要
とある惑星で探査機を操作し、鉱石を集めてスペースシップに持ち帰る3Dアクションパズルゲーム。
攻略のカギは、時間と共に変化する光と影。
探査機の原動力は光を集めて動くソーラーパネル。影に隠れると動けませんが、反対に、集める鉱石は影の中にないと目視も採取もできません。
時に頼りになり、時に道を阻む存在となる影を、上手く利用しながら進めるゲームデザインや、独特の世界観が漂うグラフィックなど秀逸なアイディアと、オリジナリティに溢れる作品です(日本ゲーム大賞サイトより)。
推奨スペック
CPU: Core i3以上
メモリ:4GB以上
グラフィックカード:シェーダーモデル3.0以上に対応したグラフィックカード
Photosynthese メンバーコメント
☆リンク・正・ジュスタン・シャルル
・担当パート:プランナー兼グラフィッカー
・良かった点:テーマに忠実なゲームシステム、アクションとパズルをうまく組み合わせられた。
・工夫した点:鉱石を発見しやすくしてしまうと達成感がなくなってしまうため、鉱石を発見しやすいようにプレイヤーを誘導するようなマップの配置を考え、ゲームの難易度を下げずにプレイヤーが実力でクリア出来たように感じるよう工夫をした。
・課題を残した点:難易度が高い上に要素が多いゲームである為、初見の人に分かりやすいチュートリアルが必要であった。
リソース、デバッグ、ゲームデザインなど、全体的な完成度を上げる必要がある。
☆清水脩
・担当パート:チームリーダー兼プログラマー
・良かった点:タスク処理がチーム全員早く、遅延すること無く制作が進んでいきました。
・工夫した点:微調整を多く行って見た目を要望通りにしました。
・課題を残した点:取り除けないバグがあった。もう少し、プログラムを綺麗に書きたかった。
☆帰山真人
・担当パート:プログラマー
・良かった点:画面の明るさや影の動きを、雰囲気とレベルデザインのバランスを上手く取れるようにプログラムを組めた点は良かった。
・工夫した点:時間が無くてもオブジェクト指向のプログラミングを意識し、今後の仕様変更に耐えられるように設計した。
・課題を残した点:プレイヤー周りの設計を怠ったことで、ブロック以外のギミックが実装出来なかった点が勿体無かった。
守屋太郎
・担当パート:プログラマー
・良かった点:3か月間、終始楽しく制作できた。
・工夫した点:担当したステージ選択画面。惑星の直感的でスムーズな回転に力を入れた。
・課題を残した点:ゲームの中核となる部分のプログラミングは帰山君と清水先輩に任せっぱなしで仕事を奪えなかった。
川上遵
・担当パート:プログラマー
・良かった点:みんなで仲良く制作できた。
・工夫した点:高速な処理を行えるようなコーディングを意識した。
・課題を残した点:ブロック以外のギミックが実装ができなかった。