東京ゲームショウ2015の日本ゲーム大賞アマチュア部門で、「Tick Bomb」が優秀賞を受賞しました。制作したのはトライデントコンピュータ専門学校の生駒祥平君で、個人制作の作品です。時限爆弾の爆風でブロック動かし、ゴールに導く物理パズルゲームで、スマホ&タブレットアプリ。モノクロのビジュアルがシンプルで、ゲームデザインもあいまって、センスの良さを感じさせます。そしてなんといっても、すでにアプリマーケットに公開されているのですね(10月13日現在でGoogle Playのみ公開、App Storeは申請中)。学生が個人でゲームを作って世界中に配信できる。すばらしい時代になったと改めて感じます。このたび生駒君からコメントが届きましたので、ゲームとともに紹介します。
タイトル:Tick Bomb
時限爆弾の爆風でブロック動かし、ゴールに導く物理パズルゲーム。爆風によって飛んでいく距離や時間を予測しながら、爆弾を時間差で配置し、イメージしていた道筋通りにクリアできた時の達成感は病み付きに! 難易度の高い複雑なステージの攻略には、複数使用する時限爆弾の「位置」だけでなく、それぞれの爆発までの「時間」設定がカギを握ります。高い戦略性を感覚的に遊べるシンプルな操作性で実現した完成度の高い作品です。
【開発者コメント】
うまくいった点:今まで自分が作ってきたどの作品よりも周りの人にたくさん試遊してもらい、意見を取り入れることで遊んでもらいやすいレベルデザインや演出ができた事。
工夫した点:爆弾を回収機能やリセットボタンの設置し、1プレイにかかる時間を短くすることでプレイヤーに試行錯誤して何度もプレイしてもらいやすい設計をした事。
爆弾の役割を爆発だけでなく障害物としても利用できるようにしプレイの仕方に拡張性を出した事。
課題を残した点:初めてプレイしている人の様子を見ると、まだまだ操作の仕方やゲームの状態が認識しづらい箇所が見られるのでチュートリアルステージや演出を見直していきたい。ステージ数もまだ物足りないので追加していきたいと思います。