アメリカのテレビゲーム博物館で女性開発者に焦点を当てた常設展示「Women in Game Development」が4月11日にから始まります。日本人クリエイターも「ファンタシースター」の小玉理恵子さんと、「ストリートファイターII」の下村陽子さんの功績がゲームと共に紹介されます。
この展示が行われるのはカリフォルニア州オークランドにある「The MADE」(The Museum of Art and Digital Entertainment )です。展示では女性プログラマーが一人で開発したアタリ2600向けのアクションシューティング「River Raid」から、女性がチームリーダーを務めた「レガシー・オブ・ケイン ソウル・リーヴァー」(PS・DC・PC)まで、さまざまな時代・規模のゲーム8点がプレイアブルで展示される予定です。
展示タイトルと開発者
- Roberta Williams – King’s Quest 1
- Carol Shaw – River Raid
- 小玉理恵子 – ファンタシースター
- 下村陽子 – ストリートファイターII
- Danielle Bunten Berry – Seven Cities of Gold Amy Henning –
- Legacy of Kain: Soul Reaver
- Corrinne Yu – Anachronox
- Kim Swift – Portal
The MADEでは展示を通してゲーム業界における女性開発者の貢献度に対して喚起を促したいとしています。
*余談ながら「River Raid」は暴力的ゲームとして西ドイツ(当時)で初めて発禁処分を受けたゲームでもあります。この出来事は間接的にIGDAの設立にも影響を与えています。