欧州最大級のゲームカンファレンス「GDCヨーロッパ」(8月3日~4日、ケルン)で、講演の公募が3月30日に締め切られます。
GDCヨーロッパは欧州最大級のゲーム見本市「gamescom」(8月5日~9日)と併催される点が最大の特徴です。そのため参加者は欧州のゲーム開発技術から新作ソフト情報、商談などを効率良く行うことができます。また欧州の中央で開催されるという地理的特性上、成長いちじるしい東欧やロシアの起業とコンタクトがとりやすい点もポイントです(「ワールドオブタンクス」のウォーゲーミング社がベラルーシの企業であることをお忘れなく)。
GDCヨーロッパ2014では「ビジネス、マーケティング&マネジメント」「ゲームデザイン」「プロダクション」「プログラミング」「ビジュアルアーツ」に加えて、「インディペンデントゲームサミット」「スポンサードデベロッパーズデイ」のトラックも開催されました。主な講演には下記のようなものがあり、GDC Vaultで視聴できます。EA DiceやRobvio、Rare、Paradox Interactiveなど、欧州ならではの講演者もみられます。
- Virtual Reality and Getting the Best from Your Next-Gen Engine(SCEE)
- Rebooting Game Design for Virtual Reality(SCEE)
- From Console to Mobile and Beyond!(Rovio)
- Facial Appearance Scanning Using Machine Vision(Rare)
- Emergent Stories in Crusader Kings II(Paradox Development Studio)
- Efficient Usage of Compute Shaders on Xbox One and PS4(Ubisoft)
- Developing Virtual Reality Experiences with the Oculus Rift(Oculus VR)
- Clash of Clones: The Importance of Standing Out(Paradox Interactive)
- Battlefield 4: Creating a More Dynamic Battlefield(EA Dice)
- Assassin’s Creed IV Black Flag Multiplayer(Ubisoft)
チケットの発券もすでに始まっています。インディペンデントゲームサミットパスはすでに売り切れており、他はオールアクセスパスとスチューデントパスのみです。オールアクセスパスは7月16日まで827ユーロ(税込み、以下同じ)の早期割引が適用され、8月6日まで946ユーロ、8月13日まで1065ユーロとなっています。GDCと異なり、スチューデントパス(470ユーロ)ですべてのセッションが聴講できる点も大きな特徴です。