ゲーム開発者推薦図書リスト(CEDEC2017)版公開

毎年恒例のゲーム開発者推薦図書アンケートで、CEDEC2017にあわせて実施したものの集計がまとまりました。

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昨年度に引き続き、1年間(2016年7月1日~2017年6月30日)で出版されたゲーム開発技術書をリストアップし、1人5票までウェブ上で投票していただきました。その結果、59名の方の投票により、57冊が選出されました。その結果、18票を獲得して1位となったのは、「Unityネットワークゲーム開発 実践入門 UNET/ニフティクラウド mobile backend版」でした。

推薦図書リスト(1位~7位)

 No 書籍名 投票数 ジャンル 出版社
1  Unityネットワークゲーム開発 実践入門 UNET/ニフティクラウド mobile backend版 18 PG ソシム
2  UnityではじめるC# 基礎編 14 PG エムディエヌコーポレーション
3  人工知能の作り方 ―「おもしろい」ゲームAIはいかにして動くのか 7 PG 技術評論社
4  作れる! 学べる! Unreal Engine 4 ゲーム開発入門 6 PG 翔泳社
5  マヤ道! ! : The Road of Maya (CG Pro Insights) 5 VA ボーンデジタル
5  バカ売れアプリ生活 自作ゲーの集客とマネタイズぜんぶ教えます! 5 ETC ソーテック社
7  Unreal Engine 4 ネットワークゲーム開発入門 4 PG 秀和システム
7  おきゅユニ! 4 PG Amazon
7  スカルプターのための美術解剖学 -Anatomy For Sculptors日本語版 4 VA ボーンデジタル
7  2Dゲームをおもしろくする技術 スタートダッシュ編: 実例から解き明かすゲームメカニクス・レベルデザイン・カメラの基礎知識 4 GD SBクリエイティブ
7  自作ゲーライフ2 独占インタビュー編: 「TOME」ゲームクリエイター賞金500万円の頂点を極め、どん底に落ちながら、最後まであきらめなかった男 4 ETC Amazon

2年連続で実施したことで、改めて見えてきたことがあります。それはゲーム開発技術書が年間で約100点ほど出版されること。その一方で2015年度に比べて、2016年度はゲームデザイン関連書籍で翻訳書が低調だったことです。

また、出版社別のランキングでは1位が2年連続でボーンデジタル、2位と3位がそれぞれ僅差で、ソシムとエムディエヌコーポレーションでした。特にボーンデジタルは投票者の属性がプログラマーとゲームデザイナーに偏っているにもかかわらず、多くの書籍でまんべんなく支持を集めていることがうかがえました。

本プロジェクトはゲーム開発技術書の質的向上と、書籍選びの指針にしていただくことを目的に、IGDA日本とオープランニングの共同で行っているものです。過去のリストは下記から確認いただけます。

なお、本アンケートは同一人物の連続投稿などを厳密にはチェックできていません。あくまで傾向としてご理解いただければ幸いです。

■過去の推薦図書リスト
CEDEC2016版】(国内)
GDC2016版】(海外)
GCS2015版】(国内)
GDC2015版】(海外)
【CEDEC2014版】(国内)欠番
GCS2014版】(国内)
CEDEC2013版】(国内)
GDC2014版】(国内)
CEDEC2013版】(国内)
GCS 2013版】(国内)
GDC 2013版】(海外)
CEDEC 2012版】(国内)
IGDA SUMMIT 2012版】(海外)
GCS 2012版】(国内)
プロトタイプ版】(国内)