シリコンスタジオは世界最高水準のテクスチャストリーミング技術を持つベルギーのGraphineと日本国内における独占リセラーパートナーシップを締結したと発表しました。
Graphineはベルギーの都市ヘントを拠点とし、主にゲームと3Dビジュアライゼーション業界向けにテクスチャストリーミングとテクスチャ圧縮技術を開発及び提供するミドルウェアの企業です。また、同社のサービス『Granite』は、独自のストリーミング技術を駆使することで、テクスチャのロード時間やメモリー使用を大幅に削減することができます。
テクスチャストリーミングとは、テクスチャに関するアーティファクトのポッピング、メモリー不足、長いロード時間などの限界に到達することなく、一般的に高い解像度のテクスチャマップや数多くのテクスチャを使用することを目的としたソリューションです。最高256K x 256Kまでのテクスチャ、UDIMテクスチャ、4Kや8Kなど、様々なテクスチャを使用することができます。カメラからの距離やミップマップレベル毎の読み込みなどを用いた伝統的な非同期ロードの限界を超えるために、タイルベースのテクスチャストリーミング、仮想テクスチャリングのシェーダーライブラリ、様々なテクスチャ圧縮フォーマット、テクスチャトランスコーダ、予測システム、キャッシュ管理システムなどの技術を備えています。
GraphineのFounder and CEOであるAljosha Demeulemeester氏は今回の提携に冠して「日本のお客様が我々のテクノロジーを最大限活用頂けるよう、(我々が)シリコンスタジオの経験豊富なチームと協業できることを嬉しく思っております」とコメントしています。